MaryJane, Shokuhinko, Chourishitsu, Kenkyujo

Year: 2023

カフェ&ワインバー、グローサリー、テストキッチン、ラボラトリー&ファクトリーといった様々な用途が一体となった、次世代に向けた新しい食文化づくりに挑戦する新しいプラットフォーム。4つの機能はそれぞれが独立した店舗となっているが、空間の世界観を統一することで、ひとつのブランドとしての一体感を意識している。
全体デザインのベースとなる1F-カフェ&ワインバー「Mary Jane」は、代官山駅からForestgateへと続く、新しくできたアプローチを抜けると正面に見えてくる。一段下がった区画ではあるが、サッシを全面開放させることで、店内とテラスがシームレスに繋がっていく。外部からは洞窟のような見え方となり、半屋外的で開放感のある空間が入りやすさを助長すると共に、店内の賑わいが外部へ滲み出すようなデザインを心掛けた。仕上げには左官やレンガ、木など、自然を感じるマテリアルを使い、全体のトーンを整える事で、よりニュートラルな印象を与えている。
1F-グローサリー「食品庫」では、シェフ達が厳選した食材や調味料・ワインなどを販売する。少し奥まった場所にひっそりと佇む店内は、淡い左官をベースとした仕上げで”蔵”のような空間とすることで、シェフの食品庫に訪れたような体験を目指した。2F-ラボラトリー&ファクトリー「研究所」は、本来は見えてこない食の企画や開発・製造の過程を開示する、新しいマイクロファブリケーションとして機能する。ここでは、無彩色かつミニマルなデザインでまとめることで、「シェフが引き立つ空間」を目指した。調理場の一つ一つがステージの様になっており、シェフの一挙手一投足をフォーカスしていく。製品としての完成形だけでなく、生み出される過程をデザイン・発信していくことで、食文化の可能性を広げていく場所となっている。

Program
飲食店/食物販店/イベントスペース/セントラルキッチン
Scale
メリージェーン:140.01㎡、食品庫:115.81㎡、調理室:113.62㎡、研究所:758.59㎡
Contents
内装設計/工事監理
Location
東京都渋谷区
Project Team
企画プロデュース:
イートクリエーター/日本食品総合研究所
施工:
綜合デザイン