2022 10.28
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HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル共用部がデザイン賞の各賞を受賞
KA&Aで設計担当いたしました、HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル共用部が日本空間デザイン賞short list、APIDA AWARDS Excellence賞、グッドデザイン賞ベスト100に 選出されました。
2021年6月にオープンしたHIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル。
「地域とつながることを大切にしたい。生活の中に当たり前になりすぎている文化を、住民と共に再発見できる、地域の人とともに場所を盛り上げることができるホテルを目指したい」
という思いでつくられた「旅を重ねる拠点」となるホテルです。
その中で、1階共用部、エントランスから廊下を抜けて内部に入って旅人たちが迎えるのが「CHAPTER FACTORY」という、新しい京都の旅を提案する空間。
そこには、一筆箋に書かれた京都の旅にまつわるストーリーが約50種類用意されており、それを基に、旅のコンシェルジュが旅人に寄り添ったプランを提案してもらえます。
訪れた旅人は、そこで見つけたお気に入りの一筆箋を携えて旅に出る。
編集者やライター、地元の達人などによって書かれたそれぞれのとっておきの小さな旅は、ガイドブックにも載っていない、“知る人ぞ知る京都の顔” 旅人は、旅の終わりに自分でも一筆箋を書き残すことができ、そうすることによって、自分の旅が次に誰かの旅に循環されます。
KA&Aでは、1階共用部のエントランス、レセプション、レストラン・バー・チャプターファクトリーの内装設計を担当。
1階共用部が空間デザインの各賞を受賞、「CHAPTER FACTORY」はGOOD DESIGN賞 BEST100に選出されました。
日本空間デザイン賞
Short list(サービス・ホスピタリティ空間 BEST10)
https://kukan.design/
APIDA AWARD (ASIA PACIFIC INTERIOR DESIGN)
EXCELLENCE (ホテル部門BEST5)
https://www.apida.hk/
GOOD DESIGN 賞 ベスト100
受賞対象「CHAPTER FACTORY」
受賞企業 株式会社 株式会社0100010 エンセンテン(1階共用部プロデュース)
CHAPTER KYOTO 経緯とその成果
旅の媒介となるメディアは、持ち歩き易く、旅人個々人の情緒が伝わり/表現しやすく、 京都らしいものとして一筆箋をモチーフに一からデザインを考えた。 そして一筆箋自体を1F共用部の象徴として空間をデザイン。 一筆箋を創る旅の計画のサポート役としてのチャプターガイドの為のデスクや、 古都・京都らしい体験として活版印刷機の体験スペースを設けた。 結果、オープン時に170超の国内外のメディア掲載、 1年間で約5000組がCHAPTER FACTORYを体験し、 配布した一筆箋は約15,000枚、残された一筆箋は約500組、活版印刷体験人数は約400組の成果を生んだ。他にも京都を訪れる宿泊者の為に、地元の留学生や専門学生が一筆箋づくりに参加してくれたり、一筆箋をきっかけに、地元事業者とのツアーが生まれるなど「奥深く、個人的な京都に出逢う為の場」として、宿泊施設/宿泊者/地元が連携する形のきっかけに。
審査員のコメント
建築分野のデザインでは、空間そのもののデザインのクオリティのみならず、その空間を必然とする事業などの組み立てや仕組みのデザイン、完成した空間からユーザーが受け取る経験のデザインまでを視野に入れ、バランスをとる方向に注目が集まっている。本プロジェクトは京都の魅力あるストリートの情報を記した一筆箋と、それを納めた棚といったシンプルなデザインながら、組み立て・仕組みと、空間と、体験がユニークかつ適切なバランスでデザインされている点が高く評価された。
https://www.g-mark.org/award/describe/54210?token=reyWIPzo1B