SALON GINZA SABOU Kome Shokudo Kobesanda

Year: 2025

本計画は神戸市北部の豊かな自然に囲まれた「プレミアム・アウトレット三田」内に位置し、隣接する「イオンモール神戸北」とあわせ、週末や連休には多くの来訪者で賑わう場所への出店計画となる。
アパレルブランド「ジュン」が手がける「サロン ギンザサボウ こめ食堂」の2号店として、ブランド米「川場村こしひかり 雪ほたか」を使用し、炊きたてのご飯の美味しさを存分に楽しめるお店である。
レイアウトは、セルフオペレーション型を前提に、客席を囲む形でキッチンを配置した。長いキッチンカウンターに小鉢を多数並べることができ、訪れる人々が視覚的にも楽しめる工夫を施した。また、京都古民家風の釜戸「おくどさん」をキッチンの中心となる位置に配置し、炊きたての香りや立ち上る湯気、火のぬくもりが、人々の集いや会話を自然に誘う場となるように心がけた。
内装は天井の高さを活かしスケルトン天井とし、開放的な空間とした。
のれんや和紙、欄間、稲穂、古材といった日本の伝統的なものを各所に配置し、床・壁・天井のトーンを統一し、照明で陰影をつくることで、空間にメリハリをつけ古民家のような落ち着きと、和の上質さを連想させる。
食と空間の一体感をつくり、五感すべてをつかって、炊き立てのごはんを中心とした食体験が出来る場となった。

Program
飲食店
Scale
116.10㎡
Contents
内装設計・工事監理
Location
兵庫県神戸市
Project Team
施工:
ボスコ