Mazda Tokyo Office

Year: 2025

本プロジェクトは、マツダのR&Dセンター東京の開設による東京本社移転計画である。移転先は麻布台ヒルズ49階。東京タワーや東京湾を一望できる立地となる。この移転を機に、「ブランドの発信と強化」「東京本社としての風格」「イノベーションを生む共創エリアとR&D」「社員のモチベーション向上」を目標に掲げ、マツダらしさを深化させつつ、新たな進化を目指す。その中心として、東京本社とR&Dセンターをつなぐように“共創エリア”を計画し、社内外のコミュニケーションとクリエイティビティを促進し、イノベーションの創出と社員の活性化を図る空間とした。

共創エリアは「Hall Reception」を起点に、「セミナールーム」「コラボレーションエリア」「CAFE」などで構成。メインEVホールと直結し、マツダの世界観とオリジナルのプロダクト展示で来訪者を迎える。セミナールームとコラボレーションエリアは開放的な交流の場となり、CAFEは人の集まるにぎわいの中心として、R&Dや東京タワービューエリアへとつながる。

仕上げにおいては、素材とディテールにより、ブランドの世界観を五感で感じられるように計画した。エントランスは光と木をバランスよく組み合わせ、コンセプチャルで印象的な空間を演出した。

また、カフェは天井や床、カウンターの天板に木を取り入れ、カジュアルな雰囲気とすることで、自由な発想と創造的なアイデアの出やすい空間とした。各所に植栽を点在させ、視覚的なバランスを図りながら、落ち着きと安らぎを取り入れることで、ブランド体験と創造的な交流が共存する、新しいマツダの象徴的な拠点の実現を目指した。

Program
オフィス
Scale
890.32㎡
Contents
内装設計・工事監理
Location
東京都港区
Project Team
施工:
森ビル
撮影:
エスエス
植栽(フェイクグリーン):ジェック
植栽(フレッシュ):ユニマットライフ

Case Study

ダイアグラム(共創エリア)